May 31, 2009
カードローン賢くお金を使おう
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自然科学研究機構 分子科学研究所(IMS)の江東林准教授らの研究グループは、高電気容量を実現できる新たな蓄電用材料の開拓に成功したことを明らかにした。同成果は、独化学会誌の英語版「Angewandte Chemie International Edition」のオンライン版にて公開された。
スーパーキャパシタは、電気二重層と呼ばれる固体と液体との界面に、正負の電荷が蓄えられることを利用したエネルギー蓄積・供給装置。次世代のエネルギー貯蔵装置の1つとしてさまざまな分野で利用することができることから、各所で研究開発が進められている。
これまで、スーパーキャパシタの電極材料としては高い電気伝導性と大きな表面積を有する多孔性炭素材料が広く使われてきたが、いずれも電気容量、エネルギー密度および出力密度が低く、新たな電極材料の開発による蓄電性能の向上が求められていた。
研究グループではこれまで、電子が分子全体に広く広がった共役構造と巨大な表面積を可能にする多孔性を共に持ち合わせたさまざまな機能性を持つ平面状の共役多孔性高分子の合成と機能開拓を行ってきており、今回の研究では、共役多孔性高分子に窒素原子を含むヘキサアザトリフェニレンを用いて新規なアザ縮環構造を導入し、熔融の金属塩化物を反応媒体として用い、300〜500℃下での縮合反応により合成。アザ縮環構造による電解質イオンとの相互作用を強め、また、多孔性材料のポア構造を制御して作ることで、電気容量、エネルギー密度および出力密度が向上できることを解明し、新たな電極材料の開拓に成功した。
アザ縮環構造を有する共役多孔性高分子は多くの窒素原子を内包しており、合成条件により、細孔サイズを約1nmにコントロールして作ることに成功。この縮環共役多孔性高分子は電気伝導性を示し、電極材料として適している。実際にスーパーキャパシタの蓄電特性を検討した結果、電気容量は1g当たり946Fを示した。これは、従来の炭素材料である活性炭やカーボンナノチューブ、グラフェンなどに比べて、電気容量を6倍に向上することにつながるという。
また、アザ縮環共役多孔性高分子は極めて速い充放電特性を持ち、短時間で充放電できる特徴を持ち合わせているほか、化学的に安定な縮環構造のため、何度も充放電することが可能なため、1万回充放電を繰り返しても、電気容量の減衰はまったく観察されず、安定して使うことができることも判明した。
蓄電技術における電極材料は、その性能向上の中心的な役割を担っており、材料の開拓による蓄電性能の向上および応用への展開が求められている。今回の研究成果は、共役多孔性高分子が縮環構造を持つことで、優れた特性を持つようになることを示した結果であり、高性能な蓄電システムの構築に必須の電極材料を実現することにつながることが期待される。
[マイコミジャーナル]
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東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は19日、FTTHサービス「フレッツ 光ネクスト」において、ネイティブ方式によるIPv6インターネット接続サービス「インターネット(IPv6 IPoE)接続」を、7月21日より提供すると発表した。利用するには、IPv6 IPoEに対応している各ISPへの申し込みのほか、フレッツ光 ネクスト向けのオプションサービス「フレッツ・v6オプション」への申し込みが必要。
IPv6 IPoEに対応しているISPのリストは、NTT東日本では7月21日よりフレッツのウェブサイトに掲載する予定。また、各ISP側からも対応サービスが発表される見込みだ。株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)では、個人向けインターネット接続サービス「IIJmio」において、IPv6 IPoEに対応した「IIJmio FiberAccess/NFサービス」を7月21日より提供すると発表した。料金は月額2100円。IPv6 IPoEによるIPv6接続のほか、IPv4接続もあわせて利用可能だ。
NTT東西が提供するフレッツ・v6オプションは、ユーザーの回線にあらかじめIPv6アドレスを割り当てるものだ。同オプションのユーザー同士はそのIPv6アドレスを使って、インターネットを介さずに、フレッツ光 ネクストの次世代ネットワーク(NGN)内でダイレクトに通信できるようになる。長いIPv6アドレスの代わりに、ユーザーが設定できる英数字による「ネーム」を使っても通信可能だ。フレッツ・v6オプションの料金は、工事費が2100円、月額利用料は無料。
フレッツ 光ネクストにおけるIPv6接続サービスには2種類の方式があり、トンネル方式の「インターネット(IPv6 PPPoE)接続」がすでに6月より提供されている。この方式では、フレッツ網の区間をトンネリングで抜けるために、現在はNTT東西が提供する対応アダプターをユーザー宅内に設置する必要がある(今後は市販のブロードバンドルーターなどでも対応していく見込み)。また、IPv6アドレスは、PPoEの都度、ISPからユーザーに割り当てられるという。
今回新たに提供を開始するIPv6 IPoEでは、特定のIPv6接続事業者が管理するIPv6アドレスをNTT東西で預かり、フレッツ網側からあらかじめユーザーへ割り当てる仕組み。これにより、フレッツ網の区間もIPv6で抜けるかたちとなり、対応アダプターは不要だ。
ただし、このIPv6接続事業者は、BBIX株式会社、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)、インターネットマルチフィード株式会社の3社に限定される。IPv6 IPoE対応のインターネット接続サービスを提供するISPは、3社のうちいずれかのIPv6ローミング接続サービスを活用するかたちとなる。
インターネットマルチフィードでは今回、IPv6 IPoEに対応したIPv6ローミング接続サービス「transix」を、ISP事業者向けに7月21日から提供することを発表した。IIJmio FiberAccess/NFサービスは、これを活用したサービスだ。
また、JPNEではすでに、IPv6ローミング接続サービスをISP事業者向けに7月26日から提供することを発表済み。JPNEは、IPv6ローミング接続サービスを展開する合弁会社として、KDDI株式会社、日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)、NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)、ニフティ株式会社、株式会社朝日ネット、株式会社ヴェクタントの6社が2010年8月に設立した。今後、このあたりのISP各社からもIPv6 IPoE対応インターネット接続サービスが発表されるものと思われる。
【INTERNET Watch,編集部】
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