Nov 24, 2010

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 政府は13日、電力不足に対応するため、電力需給緊急対策本部(本部長・枝野官房長官)を設置し、同日夜に首相官邸で初会合を開く。

 蓮舫行政刷新相に「節電啓発担当」を兼務させ、対応にあたらせることも決めた。

 地震の影響で福島第一、第二原発が操業停止となり、東京電力、東北電力管内で相当量の電力不足が懸念されている。同本部で対応策などを検討する。枝野官房長官は13日の記者会見で、「供給量が短期間に復旧する見込みは低い。不要不急の電力使用は控え、最大限の節電に協力をお願いしたい」と呼びかけた。

 一方、枝野氏は蓮舫氏の兼務について、エネルギー政策を所管する経済産業省が原発対応などに追われているとした上で、「国民に幅広く、十分な手段をつかって情報を伝えるという観点では誰よりも適任」と述べた。

 枝野幸男官房長官は13日午後3時28分、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第1原発3号機について「原子炉内で大量に水素が発生し、建屋の上部にたまっている可能性が否定できない。昨日、1号機で起きた水素爆発の可能性が生じた」と発表した。同原発から半径20キロ圏内の住民には12日夜に避難指示が出ており、枝野長官は「新たな対応をする必要はない。冷静に受け止めていただけたらと思う」と説明した。

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 枝野長官によると、3号機に自動注水ができなくなったのを受け、午前9時5分に圧力弁を開いて原子炉内の圧力を下げたうえで9時8分から真水の注水を開始したが、注水ポンプにトラブルが生じたため、12日に爆発のあった1号機と同様、海水の注水に切り替えた。その間、「炉心が水没しない状況が生じ、炉心を十分に冷却できず、大量の水素が発生したことが予想される」という。

 一方で同原発の放射線量の測定状況について「本日午前10時以降、50マイクロシーベルト前後で安定していたものが午後1時44分ごろから上昇し、1時52分には1557.5マイクロシーベルトに達し、午後2時42分には184.1マイクロシーベルトに低下したという。枝野長官は「仮に爆発が生じた場合でも原子炉本体、圧力容器については問題が生じない状態、そのレベルの衝撃には耐えられる構造になっている。避難している周辺の皆さまの健康に影響が出る状況は生じない」と強調した。


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枝野幸男官房長官は13日15時の会見で、福島第一原子力発電所3号機(福島県大熊町)で、1号機と同じような水素爆発の可能性があることを発表した。ただ、ベント弁が作動しているため1号機のような事態が起きる可能性は低いという。

注水機能が失われた3号機は、13日午前9時に注水ポンプによる真水の注入を開始した。それにより一度は、原子炉内の水位を回復したものの、再び水位が下がり始めた。原因は「注水ポンプのトラブル」(枝野氏)。

そのため真水から海水へ切り替えて注水をやり直した結果、水位が上昇し始めた。

「この時、原子炉内が不安定になり、炉心が水没しない状況が生じた」と、枝野氏は言う。

炉心には燃料棒があり、そのウラン燃料棒の表面はジルコニウムで覆われている。燃料棒が水没しない状況では温度が上昇し続けることにより、溶け出したジルコニウムと水が反応して水素を発生させる。

「充分に冷却できない状況だったため大量に水素が発生した。建屋の上部にたまっている可能性が否定できない。3号炉においても、1号炉と同様の水素爆発の可能性が生じたためご報告した」(枝野氏)

ただ、「昨日と違うのは、ベント弁も機能し気体を排出するプロセスの中で起きているので、(水素が)すでに排出されている可能性もある。念のための発表だ」とし、枝野氏は「この発表による新たな対応はない。冷静にうけとめてほしい」と呼びかけた。

《レスポンス 中島みなみ》

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