Jul 12, 2009

名古屋のホテルの屋上から

名古屋ホテルの前を通った時、"あそこに誰かいるぞ"という声が急に高くなった。周囲の人たちは一様に上を指差している。私の上を見ると、ホテルの屋上に人影が見えた。どうやら誰かが飛び降り自殺を試みているようだった。結局その人は無事に助け出されたが、私は名古屋のホテルの前を通過するたびにこの事件を思い出させる。
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アサツー ディ・ケイ(ADK)と大日本印刷(DNP)は2011年3月2日、両社共同の「脳活プロジェクト」で、「金融」「健康・美容」商品やサービスのコンセプトについて、生活者の興味関心度を調査した、と発表した。

「脳活プロジェクト」は両社が2010年9月に立ち上げた、ニューロマーケティングで新たな広告・販促アプローチを開発するプロジェクト。

ニューロマーケティングとは、脳の反応を計測して潜在的な心理や嗜好、行動の仕組みを解明、商品開発や広告などのマーケティングに活用しようとする試み。

今回、商品やサービスの広告に現在使われているキーワード、および今後想定されるキーワードについての消費者の評価を把握することを目的に調査を行った。

調査対象者は首都圏在住の20〜60代の男女、合計90名。調査方法は集合調査(脳波測定、記述式アンケート)、調査対象カテゴリは「保険商品」「基礎化粧品」「投資商品」「健康食品・サプリメント」の4つ。調査期間は2010年10月中旬〜下旬。

調査では、ヘアバンドタイプの脳波計を装着した生活者に、カテゴリ別のキーワードと、「ブランド」や「シェア No1」など全カテゴリ共通のキーワードをそれぞれ文章化(提示コピー化)して提示した。

これらの提示コピーに対して、6段階評価による記述式アンケートに回答してもらうとともに、脳波が示す興味関心度も合わせて調査した。

その結果、保険商品では、「不安を解消するために入る、“気休め”のような商品」という提示コピーに対し、脳波測定では高い興味関心度が示されたが、記述式アンケートでは低い結果となった。

また、アンケートと脳波測定の両方で、「カスタマイズ」や「無駄を省く」などを表現した提示コピーに興味関心度が高いことがわかった。

基礎化粧品では、「使うことで、優越感やステイタス感を感じられる商品」という提示コピーに対し、脳波測定では高い興味関心度が示されたが、記述式アンケートでは低い結果となった。

また、アンケートと脳波測定の両方で、「はり」や「手軽さ」などを表現した提示コピーに興味関心度が高いことがわかった。

投資商品では、「投資することで、優越感やステイタス感を感じられる商品」や「人生によい刺激を与えてくれる商品」という提示コピーに対し、脳波測定では高い興味関心度が示されたが、記述式アンケートでは低い結果となった。

一方、アンケートと脳波測定で共通して高い興味関心度を示すものは、特になかったという。

健康食品・サプリメントでは、興味関心度が記述式アンケートでは低く、脳波測定では高い提示コピーはなかった。一方、アンケートと脳波測定の両方で、「体質改善」や「パワーアップ」などを表現した提示コピーに興味関心度が高いことがわかった。

今回の脳波測定では、全カテゴリ共通で、「手軽さ」を表現した提示コピーに興味関心度が高く、また、「シェア No1」を表現した提示コピーは、投資商品、保険商品、健康食品・サプリメントのカテゴリで興味関心度が高かったのに対し、基礎化粧品では低い結果になった。

 

 

 

この時期、人材業界は転職や就職などで繁忙を極めます。私の生業である、マーケティングとデザインに特化した人材エージェンシーも例外ではありませんが、最近、求人企業(労働需要サイド)と求職者(労働供給サイド)の間で気になるのが「Web 解析に対する温度差」です。

現時点では、求人企業から「Web 解析担当を探して欲しい」というオーダーが入るのは稀です。Web ディレクターを探す制作会社や、自社サイトの Web マスターを探す事業会社が、Web 解析をスキルの一部として求めることはありますが、決して希望条件の上位ではありません。

一方、求職者に目を向けると、Web 解析を行いたいという人材は多く、「現在の勤務先では、上司が Web 解析の重要性を理解していないためチャレンジできない。だから転職したい」といった理由をよく聞きます。また、Web サイトの制作と納品を繰り返すだけでは商売が大きくならないと判断し、新たな活躍の場を探している人材も増えています。

このように、現状 Web 解析は需要サイドと供給サイドで大きなギャップがあります。ですが、私はこれを容易に狭めることができると考えています。

例えば、Web 解析活動で事業コストを50万円削減したり、売上を50万円増やしたりできれば、社会保険などを考慮しない場合、49万9,999円を上限給与として Web 解析担当を新規雇用できます。

デザイナーは、採用がコスト減(または売上増加)に繋がることを実証するのは難しいのですが、Web 解析担当は業務成績を数字にしやすいのが特長です。中小企業では、Web 解析によるコスト減や売上増加の幅と、給与が見合わない場合がありますが、複数の制作会社や代理店から解析を受託すればショートを回避できます。

実際、私が知る Web 制作会社の中には、制作からコンサルティングへ軸足を移すところが増えています。とある制作会社は、Web サイトの新規制作やリニューアルを請負い、サイト制作後も定期的に発注企業へコンサルティングを行っています。これにより、サイト制作費のほか毎月のコンサルテーションフィーを得ていますが、コンサルティング活動の肝は Web 解析のようです。

Web 解析は、実施すれば効果が十分見込めるほか、その重要性に気づく人達も徐々に増えているように感じます。いずれ、求人企業の Web 解析への懐疑心が薄れ、求職者とのギャップは縮まっていくことでしょう。

●執筆――――――――――――――――――――――――
宮崎洋史(エイクエント)
JWDA ウェブ解析&リサーチ委員会 委員
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記事提供:JWDA ウェブ解析&リサーチ委員会

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